和名: 翠玉 緑玉 エメラルド
エメラルド・ヒーリング・ヒーリングストーン・パワー・エネルギー・意味
石のエネルギー: 癒しの力を持つ理知的な石
エメラルドのエネルギーは透明で澄んだグリーンの光線を放っています。自然の森が人を癒すのと同じ力を秘めた優しい光です。
また、「未来を見通す理知の目」(仏像の額「第三の目」にしばしばエメラルドが埋め込まれたのはその為)とされているように、
エメラルドには遠い未来を冷静に見つめる知性が備わっています。
エメラルドを身につけた人を見守り、緑の癒しのエネルギーで包み込んでくれます。同時に、日常の雑事にとらわれずに遠い将来を冷静に見通す理性をも与えてくれます。また
エメラルドを身につけた人がパワー・ダウンしていたり、悲しみの感情に強く支配されている時、
エメラルドは緑の癒しのエネルギーを持ち主に静かに送り続けてくれるといわれます。
エメラルドに惹かれる人全てに、リフレッシュと安らぎを与えてくれる石です。
宝石言葉: 幸福
誕生石: 5月の誕生石
エメラルドとは
エメラルドの語源はペルシア語から転じてギリシャ語の「スマラグドス」に由来。
古代では「緑の石」の総称であったといいます。
主な産地はコロンビア、ブラジル、インド、パキスタン、ザンビア、ジンバブエなど。
エメラルドは「love・愛」と「rebirth・再生」のシンボルとされ尊ばれてきました。
エメラルドは春の宝石とされ、植物では柳とサンザシを象徴します。
美の女神・ビーナスの愛した石。
バビロニアでは金星の女神・イシュタールの石。
エジプトではホルス神を
エメラルドの王子としています。
クレオパトラは宝石の中で
エメラルドをなにより愛し尊びました。彼女は自分の名前のつくエメラルド鉱山を持っていました。
古代
エジプトでは、エメラルドのネックレスは永遠の若さを象徴しているとされました。
4000年前のバビロンではすでに眼病治しの呪術に使われ、古代ローマでは神像の目に
エメラルドがはめ込まれています。
古代エジプト以来、
エメラルドは「未来を見通す理知の目」とされ、常に目に関係する伝承の多い宝石です。(しかし、ヘビが
エメラルドを凝視すると盲目になると伝えられています。)
暴君ネロはその
エメラルドでメガネを作らせました。ネロはそのメガネで拳闘を観戦したと言われています。
古代では
エメラルドを舌の下に含むと、未来を垣間見ることができると信じられていた。
南米のインカ帝国でも
エメラルドは女神ウミナに奉げる石として尊ばれていました。
インカ帝国を征服したヘルナンド・コルテスは魚や花の形をした
エメラルドや
エメラルドでできた鐘、ダチョウの卵サイズの
エメラルドなど数多くの貴重な
エメラルドを略奪しました。その後の
エメラルドの行方は未だに不明です。
キリストの最後の晩餐に使われた聖杯も
エメラルドで出来ていたといわれる説もありますが、聖杯は今も行方不明。この聖杯は大天使と堕天使の戦いの勝敗が決まった瞬間、天上より地上へ落ちたとされる
エメラルドをくり貫いて作ったと言い伝えられています。
このように数々の伝説・逸話・伝承の多い神秘的な宝石です。
硬い石ではありますが、衝撃に弱く割れやすい性質がありますから取扱には注意が必要です。
効能
古来の石薬で使用された石。
- エメラルドを眺めると視力がもどる。(昔から宝石細工師に伝えられている話)
- エメラルドを焼いて出来た灰をオデキにぬって治すとされる。
- 粉にしたエメラルドは解毒作用がある。
- 記憶が良くなる。
- 雄弁になる。
- 呪いから身を守ってくれる。(特に左腕につけると魔力から守るとされている。)
- 古くからエメラルドを舌の下に含むと、未来を予見することができると言われている。
- 品質の良いエメラルドは毒蜘蛛を殺す。
- 6月1日から7月22日の間にエメラルドの夢を見ると幸せの訪れを約束する。
- などと言い伝えられています。
神秘な性質
宇宙意識の「調和の象徴」
聖なる秩序・建設・形が
エメラルドの内に秘められたメッセージ。
エメラルドのエネルギーは存在全てが種族を超えて調和するように働きます。
人の肉体的・感情的・精神的・霊性的に釣り合いをとらせます。
エメラルドは霊的に目覚めつつある人を刺激し、バランス化させ、意識レベルの次元上昇にともなう肉体・感情・精神との葛藤を静まらせる働きをしてくれます。
エメラルドを瞑想で使用する場合、深い瞑想に誘導してくれます。
エメラルドは自然霊との繋がりを持っています。
Healing Stoneとして感情の波を和らげ安らぎを与えてくれます。全ての意味での癒しとなる。
ハートのChakura(チャクラ)に有効。
占星術的には金星と海王星のエネルギーに共鳴。
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ジュエリー唐々創的コメント
グリーンは癒しに関係しています。
植物、緑色そしてグリーン系の石・・・それら全てに癒しの力が内在しています。
そこで最近、特にエメラルドと翡翠のエネルギーの違いを意識していました。
そして分かった事。エメラルドの透明感のある色、翡翠のトロンとした半透明の緑色。
両方とも癒しと再生というキーワードがあるのですが、両者には明確な違いがあります。
エメラルドは癒しと繁殖、生産性のあるエネルギー。どちらかというと負のエネルギーを内在させないというか・・・例えば極端な話として古事記のイザナミの世界(黄泉)には接触しないエネルギーというか。光の世界に留まったままのエネルギー。春の芽吹きをイメージする再生です。
一方の翡翠には、癒しと再生がキーワードですが、こちらの石はイザナミの世界(黄泉)に一度入ってから生還する、死のサイクルを含めた再生です。
なので生命の息吹としてもジャングルに代表される混沌とした生命力そのモノを現します。
その為、翡翠には誤解が生まれています。
一度、翡翠に籠った負のエネルギーは浄化が困難であると。
確かに吸収しますが、他の石同様に石に対して善なる思いとともに流水等で負のエネルギーを流してしまえば、まったく大丈夫なのです。 (Nov.8, 2010)
そして最後に・・・。
本日は最後まで読んで下さってありがとうございました。
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